泉中学校の2年生が美術の授業で、「みんなに愛される加西模様」の作成に取り組みました。

カードの「おもて」に加西を知らない人にも加西の良さを知ってもらえる模様、その模様の説明が「うら」に書かれています。
作成したカードは、二十歳会(旧成人式)で配布。また、ふるさと納税の返礼カードの活用も考えています。

泉中学校取り組み(令和4年度)泉中学校取り組み(令和4年度)

内容

1.目的

  • 加西市の魅力を新たに見出していくなかで、郷土に愛着を持つ
  • 制作物を地域に活かすことで、生活に生きるデザインの働きについて考えを深め、新たな価値を生み出す力を養う
  • チームでひとつの模様を生み出す過程を通して、他者と協働する力を養う

2.取り組みの経緯

  • 「加西市の魅力と課題」についてブレーンストーミング
  • 加西市を知らない人にも、加西の良さを知ってもらえる加西模様をデザインする
  • 加西の魅力をモチーフに、どんな物にも活用可能な図案を制作する
  • デザインをどう実装できるか加西市「きてみて住んで課」に相談する
  • 加西シティ―プロモーションの一環として「二十歳会」にカードを配布する
  • 自分たちの考えた図案をどのように活用していけるのかを考えて、提案する

実践

泉中学校取り組み(令和4年度)
カードおもて「空飛ぶハッチョウトンボ」

空飛ぶハッチョウトンボ

あびき湿原に生息する、日本一小さいトンボである「ハッ
チョウトンボ」を描きました。およそ一円玉くらいのトンボ
です。小学生の時に見て、その小ささに衝撃を受けたのを覚
えています。青い空と大きな雲を描き、その小ささを表現し
ました。自然をよく見てみることで、いろいろな生き物が住
んでいたり、自然の豊かさを感じられます。この豊かな自然
を大切にして、未来にも残していきたいと思います。

泉中学校取り組み(令和4年度)
カードおもて「加西と気球」

加西と気球

自分たちが暮らしているこの加西市。僕達からすれば当た
り前のような風景かもしれませんが、じっくり見つめてみる
と自然豊かな風景や街並みがあり、とても綺麗な地域です。
よく晴れた空に、穏やかな雲と一緒に飛ぶ色とりどりの気
球。サルビアをそえて、皆優しい、穏やかな加西市の良さを感
じてほしいです。

泉中学校取り組み(令和4年度)
カードおもて「根日女物語」

根日女物語

加西市に昔から伝わる「根日女物語」。この物語は主人公の根日
女の元に「おけ」「をけ」という二人の皇子が逃げてきます。しばら
くは身分を隠し、穏やかに過ごしていましたが、いつしか二皇子と
もに根日女に恋心を抱きながらも譲り合っていました。国へ戻っ
た皇子は天皇となり、根日女を妃に迎えようとしますが、根日女は
亡くなってしまっていたというお話です。僕達はこの物語に出て
くる根日女と二人の皇子を置いてこの物語を表現しています。加
西に伝わる物語を知り、伝統ある播磨の魅力を感じてください。

泉中学校取り組み(令和4年度)
カードおもて「一乗寺」

一乗寺

加西市は歴史が多く、深いです。法華山一乗寺の三重塔は平
安時代に造られた日本を代表する古塔です。上に行くほど小
さくなる屋根と、安定感のある姿が魅力です。三重塔と加西市
の市木、かしの木の葉と組み合わせ、昔の洛中洛外図のように
金雲を描きました。形や色を単純にすることで記憶に残りや
すく、伝わりやすくしました。実際の色とは違った明るい配色
で近代的かつ、自然を感じられる色合いにしました。

プレゼン資料