北条東小学校の4年生は、社会科「伝統文化・伝統産業」の発展学習として、高橋畳店の高橋克仁さんの支援を得て『ミニ畳作り』をすることにより、日本文化のひとつである畳に興味をもつとともに、日本の伝統文化・伝統技術の良さを知りました。

日程
- 日時:令和7年1月30日(木)9:00~11:30
- 支援団体等:高橋畳店 高橋 克仁 氏
内容等
1.畳作りについて(多目的室)4年1組・2組合同
- 畳針で、畳のヘリを取りつける工程の実演
- 児童による体験
【感想】
- 職人の方は、ぼくたちよりすごく速くて、上手
- やってみて、とても力を使うことが分かった
- 上から刺すのはやりやすかったが、下から上げるのは難しかった

2.ミニ畳作り(工作室)※クラスごとに実施
【材料】
- インシュレーションボード
- 畳表(長・短)
- 縁(ヘリ)下紙:2
- 縁(ヘリ):2
- 布テープ



【ミニ畳作りの工程】
① かまち止め
- ボードに畳表(長)を巻き付け、タッカーというホチキスに似た道具で止める
- 裏に畳表(短)をタッカーで止める
② ヘリ付け
- ヘリ下紙を両サイドに置いてタッカーで止める
- ヘリの端約5㎜をヘリ下紙に差し込み、タッカーで止める
③ 返し止め
- 縁を畳裏まで回して、タッカーで止める
④ スミ止め
- 余分なヘリをはさみで切り落とし、ヘリのスミを折り、裏側に折り返して、タッカーで固定する
⑤ 畳の裏側に見えているタッカーの針を隠し、へりの端を固定するために、布製のガムテープを貼る
※高橋さんによる説明と実演を交えながら、児童が作業を進めていった。
所感等(加西市立総合教育センター 地域コーディネーター)
畳作りを通して伝統的な産業に触れる貴重な体験活動であった。長年に渡り、材料の準備から指導までミニ畳作りに携わっておられる高橋さんに感謝して、今後も地域学校協働活動のよき事例として継続してほしいと願う。