令和4年11月15日、富田小学校の5年生が道徳の時間を利用してデータ収集と検証のScienceの実践を通し、ITリテラシーについて学びました。

富田小学校の取り組み(令和4年度)
児童たちが授業受けている様子
富田小学校の取り組み(令和4年度)
児童たちが授業を受けている様子

開催日時

  • 日にち:令和4年11月15日(水)
  • 時間・場所
    • 5年生:13:40~14:25(5限目)/5年1組
    • 教職員:14:40~16:00(6・7限目)/特別室

5年生が受講したあとには、教職員もITリテラシーについて学びました。

目的

インターネットが当たり前になった時代、次のようなことが重要です。

  • 「多様な価値観」を理解すること
  • 国や地域、育った環境の違いに触れること
  • 人それぞれの考え方や感じ方を理解すること

自分にとっての当たり前が必ずしも当たり前ではないことを、データの収集と検証を通して理解(体感)していくことを目指します。

教科書や書物を通して調べ覚えていく「学び」ではなく、ローデータ(生データ)を扱い、その検証から気づいていくことで紐解かれる「体験としての学び」の実践です。

正解のない現代の社会課題に対応する次世代型人材の育成に際して、これは「仮説と検証の中から解を求めていくScienceの捉え方」に当たります。今回は道徳の時間を利用し、対面とは違うネット世界ならではのコミュニケーションを考えていくことを目的としています。

概要

今回の授業は、次のような順序で行いました。

教職員対象事後研修の様子
教職員対象事後研修の様子
  • 富田小学校5年生を対象にデモ授業を行う
  • デモ授業はGoogleフォームを利用して、リアルタイムの反応を図表で示す。
  • 自分の見方と違う見方をしている人がいることを知る。
  • 教職員を対象にデモ授業の解説を知る。
  • よくあるITリテラシーに対するよくある質問
  • 質疑応答

アンケート

受講した教職員に対し、アンケートを実施しました。

あなたにとって有意義な内容でしたか?

ITリテラシーアンケート結果
あなたにとって有意義な内容でしたか?
  • 大変有意義だった…63%
  • 有意義だった…37%

その理由を教えてください

  • 情報リテラシーについてなど、何が大切なのかを改めて考えることができたから。
  • 新しいICTの用語を知ることができたから。
  • 今までの教育と考え方を変えることの必要性を実感できたから。
  • 自分のクラスの子どもたちにどんな力をつけたいか、普段ぼんやりしていたものがはっきりしたから。
  • 教師である我々にできることを考えさせられ、学びある研修だったから。
  • 子どもたちにとっては自分事として考えられ、関心が高まったと思う。

研修講座全体の要望、改善点はありますか?

  • 具体案があれば、なお有難かった。
  • 研修に来ていた先生は意識の高い方たちが多かったため、各校の実態など意見交流の場があったら、より充実したと思う。
  • 講演だけでなく、授業を見られたのが良かった。
  • とてもいい研修だった。また機会があれば是非お話を伺いたい。

参加者の声

    • 21世紀型スキルの説明で、思考力について印象に残った。
    • 課題に気付ける力は私も子どもたちにも共通していると感じたので、身に付けられるようにしたい。
    • STEAM教育をしていく意味が分かった。目指すべきところも分かった。
    • 次世代の教育全般について、多くの学びがあった。
    • 授業の中にSTEAM的な切り口があり、おもしろいと思った。
    • この考え方はどの学習でも取り入れられると感じた。
    • 講師個人の考えも盛り込まれており、その人柄も感じられて良い講演だった。