普光寺川の生物を調査しよう
成果と課題
<成果>
- 生物が苦手な児童もいたが、活動を通して親しみをもつ姿が見られた
- 飼育経験のない生物の世話、やったことのないワナ作りやポスター作りに挑戦した。また、2学期に採取できた生物の種類が減ったことから仮説を立て、正解が分からない問題に対して、数や数値をもとにした判断に挑戦できた(Challenge&Collaborate)
- 生物の採取と世話(理科)、ワナ作り・ポスター作り(図工)、普光寺川調査について発表(国語)など、年間を通して各教科との関連をもたせながら学習を進めることができた
- プログラミング学習と自然な形で結びつけることができた(さまざまな活動をしてきて「あったらいいな」と思うロボットを個人やグループで創造)(Collaborate&Create)
- 「人と自然の博物館」を通して紹介してもらった講師の三橋先生が、川の生物の幅広い知識をもっておられ、子どもたちがもっていなかった小さな生物(指標生物)への関心をもたせられた
<課題>
- 「普光寺川の生物を調査しよう」というテーマが漠然としすぎであった。正解が分からず、もっと探究したくなるようなテーマが必要である
→(解決案)「普光寺川を豊かにしよう」にする。「豊か」について議論が起こり、情報の収集などに必然性が出る - 導入であまり活動の必要性をもたせることができなかった
→(解決案)ワッショイスクールの方に協力をいただき、導入で昔の様子を語ってもらい、年間の活動の評価をしてもらうようにする。(三橋先生に評価をもらうのもあり) - 植物と同様に世話に重きをおいた活動(世話をしてでてきた困りごとを改善など)を考えていたが、生物の場合「弱る=死」となり、採取しに行くにも時間がかかるので、困りごとを解決していくというサイクルが上手く回らない
- 川に入ることのできるのは9月末ぐらいまでなので、自分たちが考えたことを検証するための生物採取(データ集め)は、それまでに終わらせる必要がある
- 講師を招いたのが1回であった。バスで校区外に出ないのあればお金に余裕がでるので、活動の際にさらなる活用をしていけるとよい
まほうをかける音楽をつくろう
<個人でつくる>
- こんなまほうをかけたいな(イメージをもつ)
- こんな音を出したいな(擬音語でかく)
- この楽器をつかいたいな(音色や奏法を試行錯誤する)
- こんな図になるかな(つくった音からふさわしい図を考える)
<グループでつくる(3、4人グループ)> ※教師が決める
- テーマ「〇を△にへんしん!!」
- つかう楽器を決める(テーマにこだわりすぎない)
- 音の出し方を考える
- 図形を楽譜で表す
※③と④は往還してよい
音をつくる際に考えるもとになる要素(工夫のポイント)
⇒ 強弱、速度、重ねる(順番など)、繰り返し、音色(楽器・奏法)
- 参考教材:おかしのすきなまほうつかい
成果と課題
<成果>
- 音楽を形成するために必要な要素を使うことができた
- 要素を意識化することにより、音楽の幅がやや広がったと思われる
- 図形楽譜を用いたことで、さまざまな表現方法があることを知るとともに、本来の楽譜の良さにも気づくことができ、これまでよりも楽譜を意識して見るようになると思われる
- ほかの作品を鑑賞し、それぞれの工夫に気づき、認めることができた
<課題>
- 定着させるため、この実践で身についたことを活かす活動を今後も取り入れる
- この学習を無理なく楽典につなげる手立てを考える
資料
- 日吉小学校3年⽣「普光寺川の⽣物を調査しよう」 (PDFファイル)
- 日吉小学校3年生「まほうをかける音楽をつくろう」〜図形楽譜をつかって〜 (PDFファイル)
※いずれも別ファイルが開きます