児童の実態
<長所>
- 自分が作りたいものを考えることができる
- 自分が作りたいものを、身近なものを使って作ることができる
<課題>
- 自分が家庭でできることがあることに気づいていない
目標
- アウトプットの想定・期待する児童の姿:
- 豆腐切りマシーン、洗濯・乾燥・たたみ機、消しゴムのかす集め機
- そうじができるスリッパ、かさ乾かし器、挟むだけで肉の繊維が切れるマシーン
- 知識・技能:
- 家庭での生活は互いに支え合っていることが分かるとともに、自分にも加増のためにできることがあると気づいている
- 思考・判断・表現:
- 家庭生活における家の人のこと、家の人の良さ、自分でできることについて考えたり、家族が笑顔になるように工夫したりして、それをまとめたり表現したりできる
- 学びに向かう態度:
- 家族がしていることや、家族にしてもらっていることに関心をもち、家族の笑顔が増えるような道具を考えようとする
取り組み
- テーマ:「ひろがれ えがお」 おうちの人の願いをかなえる
- 働きかける対象:おうちの人
共感
- おうちの人が、家事をするときに困っていること、もっとこうだったらいいのにと思うことをインタビューする
問題定義
- おうちの人から聞いた困っていることを発表
- 出てきた困りごとのうち、自分たちでグッズを作って解決できそうな困りごとを決める
発想
- グループに分かれて、困りごとを解決するグッズ(お助けグッズ)を考える
プロトタイプ
- グループごとにお助けグッズを作成する
テスト
- 作成したお助けグッズを家に持って帰り、おうちの人に使ってもらい、感想を聞く
児童の振り返り
- ペットボトルを干すことはできたけど、水筒を干すと倒れてしまった。水筒を干すときは、おもりを入れればよかった
- 毛糸が少なかったので、家で付け足した
- うまくできなかったところがあったので、そこをもっとグループで相談すればよかった
- ほうきの毛糸が長すぎて掃きにくかったから、家で切った
教員の振り返り
- 成果:
- おうちの人が笑顔になるように、一生懸命考えてアイデアを出しながら制作したことで、家族の一員としての自覚や、お手伝いすることの大切さを感じていた
- 課題:
- おうちの人が困っているところを具体的にイメージすることができず、アイデアがなかなか出てこなかった
- 実際におうちの人が困っている様子が見られるようにしたり、おうちの人から「こんなことができたらいいのに」という具体的なアドバイスがもらえたりできるように、おうちの人と協力する必要があった
校内研修会資料
- 令和5年 1年生 生活・総合的な学習の時間 「ひろがれ えがお」 (PDFファイル)
- 1年生 指導資料 (PDFファイル)
※いずれも、別ウィンドウが開きます。