児童の実態
<長所>
- さまざまなことに対して、前向きに取り組むことができる
- ロイロノートを使って情報をまとめることができる
<課題>
- 見通しをもって活動することが苦手である
- 必要な情報にたどり着くことが苦手である
目標
- アウトプットの想定・期待する児童の姿:
- 必要な情報をまとめ、相手に伝えるためのスライドを作る
- 自分で調べたこととは違うものを調べた子に対して、スライドを用いて分かりやすく伝えられる
- 知識・技能:
- 身体障がい者が抱える困り感や、それを解消するための福祉が分かる
- 思考・判断・表現:
- 身体障がい者福祉について自分が調べたいテーマにあった情報を集め、スライドにまとめられる
- 相手に分かりやすく伝えるために、示す情報を選んで発表できる
- 学びに向かう態度:
- 友だちの発表を聞き、違う分類の身体障がい者福祉に共通性を見出そうとしている
- 発表会に向けて、自己目標を立てて調べ学習やまとめ活動に取り組もうとしている
取り組み
- テーマ:「九会っ子福祉研究所 ~身体障がい者福祉を調べよう~」 介護福祉施設なごやかの願い
- シーズのサポーター:【プログラミング】ICT支援員
- 働きかける対象:介護福祉施設「なごやか」のスタッフおよび利用者
共感
問題定義
- 1回目の交流後、各自で振り返りを書く
- 全員で、感じた困りごとについて出し合い、クリスマス会を企画するうえで気を付けたいことを確認する
発想
プロトタイプ
- できた企画書を所長さんに送り、アドバイスをもらう
- もらったアドバイスをもとに企画書を清書する
- ゲームに必要な用具を作成する
- ほかのグループの友だちに実際にゲームで遊んでもらい、よりよくするためのアドバイスをもらう
- 友達からもらったアドバイスをもとに、修正を加える
テスト
- 「なごやか」を訪問し、各グループで考えたクリスマス会を実施する
- 帰校後、各自振り返りを行う
児童の振り返り
共感
「なごやか」の所長さんから届いたビデオレターを視聴し、利用者さんをより笑顔で健康にできるお役立ち相手アイテムの開発を手伝ってほしいと依頼を受ける。
問題定義
- クリスマス会の振り返りをグループ内で発表しあう
- どんな困り感があったか付箋に書き出して交流する
- 出し合った困り感のなかから、特に解決したいと思う問題点を1~2つ決める
教師の振り返り
- 成果
- 事前に一度、交流を行ったことで、子どもたちに「また交流したい」という思いを持たせることができた
- 1回目の交流後、すぐに関わりについて振り返りをしたことで、用意したゲームは動きが激しくなく、ルールが簡単なものであることに気づかせることができ、ゲーム選定の基準を共通理解とすることができた
- 課題
- 見通しが甘く、各教科とのつながりを意識した指導があまりできなかった
- テストの内容的にも、教科学習の内容とつなげることがやや難しかった
校内研修資料
- R5年度 4年生 生活・総合的な時間「九会っ子福祉研究員」 (PDFファイル)
- 指導資料 (PDFファイル)
※いずれも別ウィンドウが開きます