北条東小学校3年生が森林インストラクターの指導のもと、校区にある丸山公園のフィールド自然観察を行いました。自然に親しむとともに、郷土を愛する心を育てることをねらいとしています。
日程
- 日にち:令和6年11月7日(木) 13:45~15:20 5校 時ー1組、6 校時ー2 組
- 支援団体等:森林インストラクター長濱 秀郎 (校区在住、自然観察指導員)
内容等
(1)森林の7つの働き(前時の復習)
- 木材、炭
- 災害を防ぐ
- 水をたくわえる
- 水をきれいにする
- 酸素を作り二酸化炭素を出す
- 生き物たちのすみか
- みんなのいこいの場
(2)「貯食」について
- 食べ物を貯めるという意味
- 動物たちは冬に備えて秋の間にたくさん食べて、体内に油として蓄える
※冬眠する動物もいる - おなかがすいた時のために、食べきれなくなったドングリなどを隠す(カラスやリス)
- 隠した場所を忘れてしまう→根が出て、芽が出る
- 大きく育つのはごくわずか
(3)本日のミッション
- 「黄金のドングリ」を探す(根が出たドングリを「黄金のドングリ」と表現)
- クヌギのドングリを探す
- コナラのドングリを探す
(4)「貯食」 ゲームをする
- 2班に分かれて、マテバシイのドングリ(長濱さんから1人に1個ずつ配付)を隠す
※カラスやリスの気持ちになって - 相手が隠したドングリを探す
- ドングリをたくさん見つけた班の勝ち
(5)ドングリの試食
- マテバシイのドングリをフライパンで煎る
- 割る道具を使って、皮を割る
- 一人1個ずつ試食する
所感等(加西市立総合教育センター 地域コーディネーター)
学校のすぐ隣にある丸山公園を憩いの場としてだけでなく、校区の人材を生かした自然観察の場として有効活用しているのは良い取り組みである。
初めてドングリを食べた児童は「おいしい」「甘くない焼き芋みたい」等の感想を述べていた。拾った「黄金のドングリ」は、家に持って帰って、親の許可があれば、庭に植えてもいいそうである。