令和6年11月14日、泉小学校の6年生が割烹「いづみ」さんの協力を得て「だし巻き卵」づくりを体験し、和食への理解を深めるとともに、食に関する興味・関心を高める機会となりました。
日程
- 日時:令和6年11月14日(木)10:30 ~12:10
- 支援団体 等:割烹「いづみ」 辻 賛訓さん、辻 江美さん
内容等
1. 出汁づくり(辻さん)
- 出汁づくりが一番大切
- 昆布だしをつくる
- かつお節とまぐろ節から、①かつおと昆布 ②まぐろと昆布の2種類の出汁を作る
- 上記2種類の出汁と③タイと昆布の出汁の3種類 を試飲する
2. だし巻き卵づくり(辻さんによる実演)
- 溶き卵に出汁、醤油を加え、卵液を作る
- 熱した卵焼き器(銅製のため強火で)で出し巻き卵をつくる
- 手前側から返す、奥側から返す、のどちらでもやりやすい方で
- 焼いているときに 卵から泡がたった場合は、箸でつぶす
3. だし巻き卵づくり(6班に分かれて)
- 1人分:卵2個、出汁 (辻さんに入れてもらう)
- 全員が出し巻き卵づくりに挑戦
※もし形がうまく整わなかったら、「巻きす」を使って整えることになっていたが、全員上手にできていた。
4. 辻さんから「SDGs の話」を聞きながら、自分が作った出し巻き卵を食す
SDGs のお話
- 「和食」が世界無形文化遺産に登録され、和食の素晴らしさが世界に認められると同時に和食文化の保護・継承につなげる取組が行われている
- 今回使った昆布は、北海道産の昆布 (利尻昆布、羅臼昆布) だが、アムール川(黒竜江)の栄養が流氷に乗って届けられている
- かつお節は世界一堅く、世界一早く出汁がとれる。表面の白い粉は「麹菌」で日本にしかない。食べ物をおいしくしたり、長く保存したりできる、 毒性がない菌。日本の「国菌」になっている
- まずはお家の中から社会をよくするためにできることを考えるのが大切
所感等(加西市立総合教育センター 地域コーディネーター)
全員初めてとは思えないくらい上手に出し巻き卵を作っていました。
今回はいい卵なのか、殻が固く、割りにくかったみたいですが、ほとんどの児童が失敗せずに2個の卵を割ることができました。ぜひ、家でも作ってもらいたいと思います。また、これをきっかけにほかの「和食」にも挑戦してほしいです。