令和6年9月11日、下里小学校の3年生が環境体験学習として、笠原町営農組合の支援を得て『米づくり』 を体験しました。
日程
- 日時:令和6年9月11日(水)9:00~11:00
- 支援団体:笠原町営農組合
田植え、施肥、稲刈り等一連の活動をとおして、地域農業の基幹作物である米づくりへの理解を深めるとともに、お世話になった地元の人たちへの感謝の心を育てることをめざしています。
稲刈りの方法について
- のこぎりガマで稲株を刈り取る。根元から15㎝ぐらいのところを手で持って、その手を切らないように注意する。
- 4株ぐらいで束にまとめる。(一把)
- 株元をそろえ、稲藁(わら)3~4本で束ねる。
- 稲木(いなき)に稲架(はさ)掛けして2週間ほど天日干しで乾燥させる。
営農組合員による実演
「稲刈りの方法」①~③の手順を、説明を加えながら行われた。
※鎌で手を切らないように、何度も注意
- 稲刈り体験
- 稲架(はさ)掛け体験
- 稲架掛けは営農組合の方が行い、児童は手渡す役割
※営農組合の方から「束ねた稲を7:3ぐらいに分けて渡してくれたら、作業がしやすい」とアドバイスあり
所感等(加西市立総合教育センター 地域コーディネーター)
気温が30℃を越える暑いなかで、稲刈り体験がスタートしました。今では、コンバイン等による機械での刈り取りがメインですが、自分たちが植えた稲を手作業で刈り取る体験は、児童にとっては貴重な体験となりました。担任教師も営農組合の方々も児童がケガをしないように、鎌を渡すときや稲を刈るとき等、安全面に十分な配慮をしていました。
稲株を藁で束ねるという作業は、児童にとっては難しいことなので、本来なら12株程度を1束にするところを4株で1束として、少しでも児童が作業しやすいように工夫。それでも締め方がゆるいため、束がバラバラになったり、株元と穂先が混じってしまったりと悪戦苦闘している様子でした。
束ねた稲を稲木にかける等のすべての作業が終わったあと、児童たちからは「最初は難しかったけど、一発で刈れるようになった」「疲れた。しんどかった」「営農組合の人はやっぱりすごいなあ」「次が楽しみ」等の感想を聞くことができました。
西笠原町営農組合の支援を得て継続している下里小学校3年生の米づくりは、児童にとって貴重な本物の体験になっているようです。