下里小学校の4年生は、三井住友銀行の支援による「金融経済教育」の 出前授業を受けることを通して、金銭感覚や将来の「賢い消費者」としての 基礎を学びました。

金融経済教育(下里小4年生)
「金融経済教育」の様子
金融経済教育(下里小4年生)
「金融経済教育」の様子

日程

  • 日時:令和7年1月14日(火) 10:30~11:15
  • 支援団体:三井住友銀行北条支店長 東根光児氏

内容等

1.お金の成り立ちについて

  • 一番昔のお金はいつごろからあったのか?
    • 奈良時代の初め、710年ごろ
  • 自給自足の生活で困ることは何でしょう
    • とれる量が安定しない
    • 種類が偏る
    • 保存がきかない
  • どんなものが物品貨幣として採用されたでしょう?
    • 誰もが欲しいと思うもの
    • 思い通りの値打ちが表せるもの
    • 持ち運びがしやすいもの
    • いたむことがなく保管できるもの(矢じり、籾、布、塩等)
  • 貝殻の交換
    • ものにより枚数を変えて交換できる 
      ※お金に関係する漢字は「貝へん」が多い
  • 物品貨幣、貝殻交換の弱点は何でしょう?
    • 割れてしまう
    • 米を物品貨幣にしたら腐る
    • 布だと破ける
    • 紙幣=硬貨より持ち運びしやすい
  • 紙のお金へ(貨幣制度)
金融経済教育(下里小4年生)
「金融経済教育」の様子

【まとめ】

  • 自給自足  ⇒  物々交換  ⇒  物品貨幣・貝殻交換 ⇒ 貨幣制度

2.キャッシュレス決済について

次のうち、「キャッシュレス決済」にあてはまるのはどれか?
①クレジットカード ②Suica ③商品券 ④スマートフォン ⑤図書カード

すべてキャッシュレス決済

キャッシュレス決済が最も進んでいる国は?

韓国:94.7%

日本:24.2%(2025年に40%が目標)

金融経済教育(下里小4年生)
「金融経済教育」の様子

<メリット>

  • 現金を持ち歩かなくてよい
  • 支払いが早い
  • 利用状況の管理が簡単
  • ポイントサービス

<デメリット>

  • 加盟店でしか使えない
  • 災害時・端末故障時のリスク
  • セキュリティ・情報管理上の不安
  • 利用情報が使われる

【まとめ】

  • キャッシュレス決済を使う際の合言葉は「計画性を大切に」

所感等(加西市立総合教育センター 地域コーディネーター)

加西市では初めての試みで、事前に打ち合わせを重ね、学校の意向に沿って内容を決められたそうである。出前授業はクイズ形式で、テンポよく進められた。

児童からは「お金を計画的に使っていきたい」「大人になるとキャッシュレス決済を使うから、いろいろ勉強できてよかった」「お金を大切にしないと困るのは自分」等の感想が聞かれた。