宇仁小学校の3年生は、単元のゴールを「収穫した種子や綿の加工物を普段お世話になっているワッショイスクールの方々や見守り隊、地域の方、家族にプレゼントしよう」と設定し、綿の糸紡ぎを体験しました。
日程
- 日程:令和威6年12月10日(火)9:20~12:00
- 支援団体等:コットンボール銀行 市浦央子
- ねらい:
単元全体を通して、正解が分からないことに挑戦する気持ちを育て、仲間と協働しながら最適解をみつけたとき、ひとつのことをやり遂げたときの達成感や喜びを感じさせる。
内容等
【本日の課題】
- コットンボールを糸にする
※市浦さんから実演を交えながら、説明を受け、作業を進める
【作業手順】
- 綿繰り
- 綿繰り機を使って、コットンボールを綿の繊維と種に分ける
- 綿打ち
- 弓ときぬた(棒)を使い綿の繊維をほぐし、繊維の方向を整える
- 篠巻
- 一升桝を裏返し、綿打ちした綿を並べ、篠竹でできた細い棒で巻いて細長い筒状にする
※児童が行う時は、②③の工程は2本のペット用ブラシを使って、繊維の方向を整え、ブラシからはずして、軽く手で巻いて篠巻を作る
- 一升桝を裏返し、綿打ちした綿を並べ、篠竹でできた細い棒で巻いて細長い筒状にする
- 綿紡ぎ
- 篠巻から綿の繊維を引き出し、糸車にかけて、繊維を撚って糸にする
※児童は、ダンボールと祝箸を利用した簡易の糸車(コマ)を製作して、糸を紡ぐ作業を行う
- 篠巻から綿の繊維を引き出し、糸車にかけて、繊維を撚って糸にする
- 市浦さんから
- 綿畑の仕舞(終い)について
- 次回の活動について:今回紡いだ糸を横糸に使って、機織りをする
所感等(加西市立総合教育センター 地域コーディネーター)
簡易の糸車用の段ボール(円形に切ったもの)や布、フックを取り付けた祝箸(心棒)等は市浦さんがあらかじめ用意され、児童が作業しやすいようにされていた。
自作した糸車を使っての糸紡ぎは途中で糸が切れて思うように進まなかったが、市浦さんの助けを受けながら、授業の最後には、どの児童も糸紡ぎができるようになっていた。次の授業が楽しみである。