宇仁小学校では、兵庫教育大学の教授を招いて各学年のSTEAMカリキュラム及び実践報告を行いました。
日程
- 日 時:令和7年2月4日(木)15:00~16:30
- 講 師:兵庫教育大学 森山教授、山下特命助教
- 内 容: STEAM年間カリキュラム(総合的な学習の時間)
STEAM実践発表(各学年)
発表内容
実践発表の様子

- 1年生 年間指導計画 (PDFファイル)
- 2年生 年間指導計画 (PDFファイル)
- 3年生 年間指導計画 (PDFファイル)
- 4年生 年間指導計画 (PDFファイル)
- 5年生 年間指導計画 (PDFファイル)
- 6年生 年間指導計画 (PDFファイル)
※すべて別ウィンドウが開きます。
講評のまとめ(森山教授、山下特命助教)
① STEAM教育におけるデザイン思考の重要性
- 通常の総合的な学習の時間とSTEAMとの大きな違いは「デザイン思考」にあり、特に「共感」が小学校段階で重要である。
② ユーザー設定の重要性:
- 「〇〇をよくしよう」という漠然とした目標ではなく、具体的な困りごとをユーザーから共感することで、子どもたちのデザイン思考が働く。
③ 子どもの力を信じること
- 子どもには大人を変える力があり、子どもたちの提案は社会に影響を与える可能性があるため、教師は子どもの力を信じ、主体的な学びを促すべき。
④ 教師の主体性
- 教師自身がSTEAM的なマインドセットを持ち、自分ならでは創造的な取組を実践することが重要である。
⑤ 外部との連携の重要性
- 導入段階で外部の協力を得て、共感やリアルな体験をすることが重要で、最後に再登場して意見等をもらうサンドイッチ方式が望ましい。
⑥ デジタルデータの蓄積の重要性
- デジタル記録の蓄積やテクノロジーの要素の組み込みを意識する必要がある。
⑦ STEAMの出口
- STEAMの出口には学びが自分自身に返ってくる内向的な側面と、社会に対する発信という外向的な側面がある。STEAMの最終目標は、子どもたちの学びを通して社会に貢献できるようなメッセージを発信すること。
これらの講評は、STEAM教育を実践するうえで、デザイン思考、共感、子どもの主体性、教師の創造性、外部との連携、そして社会への発信が重要であることを示しています。