活動の動機
4年生は、これまでの宇仁小学校4年生が行ってきた「宇仁っ子ふるさとガイド隊」として発表するのを楽しみにしていた。
今年度はコスモス祭りでのガイドや、宇仁っ子フェスティバルでの発表に留まらず、宇仁校区のことやまちづくり協議会の取り組みについて知ったことをもとに「宇仁っ子まちづくり協議会」を開き、まちの活性化につながる提案をしようと考えた。
取り組み
1学期:宇仁のことを知ろう
- 宇仁のよさを話し合う。
- 八王子神社について知る。(インタビュー・まとめ)
- 宇仁の歴史について知る。(資料館へ行く・まとめ)

1学期は、ガイドを行う八王子神社について調べ学習を中心に行った。
祭りなどでよく行っている神社だが、神主さんへインタビューを行い歴史等を教えてもらったことで、これまで知らなかったことをたくさん発見できた。
また、校区全体の歴史を知るために歴史資料館に行き、館長さんに資料を見せてもらいながら、宇仁校区の歴史を教えてもらった。
2つのインタビューで分かったことはロイロノートにまとめ、お互いに共有した。
2学期:宇仁のよさを発信しよう
- まちづくり協議会の取り組みについて知る。
- 「宇仁っ子ガイド隊」として、担当場所のガイドの内容をまとめ、練習する。
- コスモス祭りでの「宇仁郷歴史クイズ」の内容を考える。
- コスモス祭りでお客さんに八王子神社のガイドをする。
- 宇仁っ子フェスティバルで発信する内容を考える。
- 宇仁っ子フェスティバルで「まちづくり協議会の取り組み」と「ふるさとガイド」を発表する。
2学期は、まず、まちづくり協議会のみなさんに来ていただき、まちづくり協議会の取り組みについて調べた。取り組み内容や課題について聞きたいことを質問し、宇仁地区への思いも知ることができた。
その後、これまでの調べ活動をもとに、10月のコスモス祭り、11月の宇仁っ子フェスティバルの発表内容を考えた。担当を決め、それぞれ伝える内容をまとめ、練習した。




『コスモス祭り』では、当日参加した地域の方々の前で堂々とガイドができた。コスモス祭りの最後には、みんなで考えた〇×クイズで「宇仁郷歴史クイズ」を出題し、地域の方々に宇仁のよさを発信できた。
また、『宇仁っ子フェスティバル』では、限られた時間の中でどのような内容にするかを話し合い、スライドを見せながらこれまでの学習内容を発表した。発表の振り返りでは、「しっかりと声の大きさやスピードを意識して発表できた。」「宇仁のことがいろいろと知ってもらえてよかった。」と感想をもち、達成感を味わうことができていた。
3学期:これからの宇仁をよくする提案をしよう
- 課題を受け、よりよいまちづくりについて考える。
- アイディアをまとめ、プレゼン資料をつくる。
- まちづくり協議会に提案し、意見を聞き、アイディアを再考する。
- これからのまちづくりについてまとめる。
3学期は、これからの宇仁をよくする提案をする。
それぞれが考えた提案をまちづくり協議会の方に聞いていただき、感想やアドバイスをもらい、考えを再構築させたい。これらの学習を通して、「自分も地域の一員」という意識をもち行動できるようになってくれることを願っている。
成果
- 地域の色々な方々のお話を直接聞き、知識を得たり、思いに触れたりすることができてよかった。
- ロイロノートを活用し、質問内容や分かったこと、発表内容等をまとめる力がついた。
- 発信活動を通じて、相手意識をもって表現する力がついた。
課題
- 歴史など難しい部分も多く、内容をつかんだり、まとめたりするのに苦労した。
- 今回は全員が同じ課題で学習を進めていったので、もっと主体的に自分の知りたいことや発信したいことを追求していく活動計画が組めると、発信内容も変わってくると考える。
参考
- ふるさとガイド隊になって、宇仁のよさを発信しよう(PDFファイル)
- STEAM教育 年間指導計画(PDFファイル)
※いずれも別ウィンドウが開きます。