北条東小学校の6年生がSTEAM教育の一環として、陸上自衛隊青野原駐屯地の協力のもと「防災」について学んでいます。
今後、加西市防災課、兵庫県防災士会北播エリアの出前授業も実施し、「探究し知る学び」を経て、「発想し創る学び」である「未来も安心して住める町づくり」を提案していきます。
まず、陸上自衛隊の方々の防災講話を聞き、次に、児童53名が4グループに分かれ、ローテーションで4つの体験をしました。
実施日
- 日にち:令和5年10月12日(木)
- 講師:陸上自衛隊青野原駐屯地の方々
目標
- リスクマネジメント能力を身に付けていく
- 災害が起こるメカニズムや災害が起こることによって出る被害について調べる
- 自然災害を自分事と捉え、命を守るための行動について考えていく
- 未来の社会をつくる主体者としての自覚をもって進んで行動しようとする力や探求する力を育成する
- 自然災害から加西市に住む人々を救ったり守ったりするために何ができるかを考える
- 自分たちの住む市を大切に思う気持ちを育む
課題①
- 身の回りに起こる「災害」について調べて詳しくなろう!
学習活動
課題
- 災害についての既習事項を振り返る
- 台風、地震、大雨、土砂災害など
ポイント
- 「災害」というキーワードから思い浮かぶ内容や、知っていることについて挙げていく
- 授業での既習事項を思い出すことで、教科学習と生活場面とのつながりがあることを意識する
情報の収集・分析・まとめ
課題
- 災害について調べる
- 本やインターネット等を利用して調べ学習を行う
- 調べるポイントを確認しあい、それぞれの災害についての特色を明らかにする
調べるポイント
- 災害が起こるメカニズム
- 災害の発生状況
- 災害が起こることによって出る被害
- 災害からの避難方法
- 災害に対する備え
【テクノロジー】
- Googleの検索機能
- Googleスライドで調べたことをまとめる
- ロイロノートとシンキングツールを活用し、調べた情報を整理する
ポイント
- 調べた情報をアウトプットしていくことを念頭の置き、活動に取り組む
「人と未来防災センター」の見学
- 震災の被害と地震のメカニズムを知り、自然災害を自分事として捉える
- 防災に対する正しい知識をもち、災害発生時に適切な行動をとる大切さに気付く
- 命を守るための行動について考える
学習活動
課題
- 調べたことを発表し、「防災」についてこれから考えてきたいことをはっきりさせる
- どの災害も、いつ起こるか分からないものであることに気付く
- 自分たちの生活と離れたものではないことが分かる
- 災害に対する様々な備えをしていくことが大切であることに気付く
- 自分の命を守るためにできることについて考えるようになる
ポイント
- 災害についての発表を通して、自分の生活とかけ離れたものではないことに気付く
- 自分や身の回りの人の命を守るためにできることについて考えられるようにする
テクノロジー
- ロイロノートを活用して学習のまとめをして、防災についての考えを共有する
課題②
- 加西市や自衛隊の取り組みについて調べ、詳しくなろう
学習活動
課題
- 自分や身の回りの人の命を守ることについての疑問や課題を明確にする
- 自然災害を自分事として捉えるなかで、自分たちの住む町では災害に対してどのような取り組みをしているのかについて学習課題を設定する
ポイント
- 自然災害によって過去に多くの人々がなくなっていることや、これから起こる可能性のある自然災害によって人々の命が危険にさらされるなど自然災害は恐ろしいものだということに改めて気付く
- 自然災害はなくすことはできないが、被害を減らすことはできるのではという視点を持つ
情報の収集・分析・まとめ
課題
- 「防災」についての考え方を整理し、自然災害に対する加西市の取り組みについて調べていくにあたっての課題を設定する
防災を考えるにあたって
- いつ起きてもいいように常に備えをしておくことが必要
- ハザードマップや避難場所の確認
- 防災備品(自助・公助)
- これまでの災害を忘れずにいる
- 常にアンテナを張り、危機意識をもっておく
【テクノロジー】
- ロイロノートの共有機能を活用して、情報の共有・整理を行う
- ハザードマップや市のホームページ等を参考にすることで、加西市の取り組みを理解するとともに、取り組みに対する課題や疑問を挙げられるような視点をもって調べる
調べるポイント
- 加西市の地形と起こりうる災害について
- 安全な場所や危険な場所について
- 加西市でこれまで起こった災害
- 自然災害に関する加西市の取り組み
- お金の使われ方(税金)
【テクノロジー】
- Google の検索機能を活用する
- ロイロノートのシンキングツールを活用して、集めた情報を整理する
ポイント
- 加西市の取り組みについて調べていくなかで、加西市に住む人々にどのような困り感があるのかを考えていく
出前授業
自衛隊
- 実際に災害現場でどのように救助したり支援したりしているのかについて話を聞き、公助の取り組みについて理解する
- 破壊構築物探機やエアージャッキ、油圧カッター、野外炊具などを体験したり見たりすることで、命を守るための道具について考える視点をもつ
課題
- 自衛隊の災害後の取り組みや日頃の訓練の様子などを聞き、人々の命を守るための努力や備えについて知る
ポイント
- 公助の視点として、実際に災害現場でどのように救助したり支援したりしているのかという視点で「防災」を考えられるようにする
- 自衛隊の方の思いに触れ、災害が他人事ではないことを知り、自分の命を自分で守るだけでなく、子どもである自分たちにもできることがあることに気付く
加西市役所危機管理課
- 加西市の被害状況を確認するとともに、加西市の防災の取り組みについて確認する
- 避難所や備蓄物資について、避難した後の取り組みについて理解する
- 災害が起きた時に取る行動について知り、自分や周りの人の命を守るためにできることを考える
課題
- 自分たちが考えた課題や疑問を危機管理課の方に伝えたり、加西市の取り組みや防災に対する思いや願いに気付いたりする
ポイント
- 「自助」「共助」「公助」の視点で幅広く加西市の取り組みについて知ることができる
兵庫県防災士会
- 避難所運営体験を通して、避難所設営にどのような問題があるのかを知る
- 避難所に来るさまざまな人を想定して、その困り感を知ることができる
課題
- 自分達で避難所運営体験をし、さまざまな人の困り感を知る
ポイント
- 避難所生活を自分ごととして考えたり、「自分たちには何ができるのか」「どのようなアイデアが考えられるのか」などをより深く考えられるようになる
出前授業後
- 3つの出前授業を通して、自然災害が起こることによって困る人や不安な気持ちをもっている人がいることに気付く
- かさい防災ネット
- 避難場所の確保
- 防災意識が低い現状
- 災害弱者の増加
テクノロジー
- ロイロノートのシンキングツール(ピラミッドチャート)を活用して、疑問や質問内容を整理する
- ロイロノートのシンキングツールを活用して、それぞれの方が、どのような場面でどのような困り感を感じているかを明確にする
挑戦
- 「みんな」が未来も安心して住める町づくり
課題
- 自然災害から加西市に住む自分たちや周りの人の命を救ったり守ったりするために、デザイン思考の考えで学習していくことを確認する
ポイント
- これまでの学習で調べたり聞いたりして学んできたことをもとに、自分たちの力でよりよいものを生み出していこうとすることに挑戦する
共感
課題
- 加西市で自然災害が起こることによって、どのような人々がどのようなことで困るのかを考える
ポイント
- 自分たちが調べてきた災害に対する課題や加西市が行っている取り組みと自衛隊の取り組みを関連付けし、どこにどのような困り感があるのかを理解する
- 加西市の取り組みと困り感をつなげて考えることで、トレードオフの関係に気付く
テクノロジー
- Google スライドやGoogle ドキュメントを活用し、自分の生活とどうつながっているかを明確にする
問題定義
課題
- どのような問題があるのかを収集し、情報をまとめ、考えるべき課題を文章にする
- 町づくりの視点(防災・減災・土地)
- 避難所の視点(人とのつながり)
- 救助の視点(自助・公助・共助)に絞って考える
ポイント
- 調べた表やデータをもとに、問題点をはっきりさせる
- まなボードを用いて、問題点についての考えを共有する
テクノロジー
- ロイロノートのシンキングツールを活用して、それぞれの方が、どのような場面でどのような困り感を感じているかを明確にする
発想
課題
- 問題を解決するためのアイデアを出し合い、より良い解決方法を探る
ポイント
- ブレインストーミングを用いて発散的に思考する
- 自分のアイデアを伝え合う活動を多く設定することで、自分だけでは思いつかないアイデアに触れ、新たな考えを創り出す
- 常に【共感】【問題定義】に立ち返り、何のためのアイデアなのかを明確にする
- 困り感に対してどのようにアプローチするのかを常に問いかけ、どの角度からどう問題を捉えているのかを考えられるようにする
テクノロジー
- ロイロノートの共有ノートを活用した情報共有
- ロイロノートのシンキングツールを活用して、解決方法の吟味・精査
プロトタイプ
課題
- 創造の段階で出てきたアイデアを比較・吟味し、問題を解決するための方法を選び出す
- 選んだアイデアに適した方法でプロトタイプを制作する
- テストに向け、プレゼンテーションの準備をする
- 誰に提案したいかまで考えておくようにする
ポイント
- プロトタイプの発表会にならないように、自分たちのアイデアを客観的な視点で捉えるようにする
テクノロジー
- Google スライド
- Google ドキュメント
- Tinkercad → 3D プリンタ
- AdobeSpark
- KOOV
- マインクラフト
- Canva
テスト
課題
- 自分たちがデザインしたものを関係機関の方に提案する
- 単元の学習のふり返りを行う
ポイント
- 【共感】【問題定義】の視点でプロトタイプが考えられているかについて、「自衛隊」「加西市役所危機管理課」「防災士」に見ていただき、「みんな」が未来も安心して住める町づくりについての対話ができるような時間を確保する
テクノロジー
- Google スライドやCanva を使用した提案型プレゼンテーションの作成
【参考】
学習指導案
- 第6学年 総合的な学習の時間(STEAM 教育)学習指導案 (PDFファイル)
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