令和5年10月12日(木)・13日(金)の2日間、善防中学校区の児童生徒を対象に、世界的指揮者である西本智実さんプロデュースの「西本智実 Music Edutainment」が実施されました。
実施日
- 実施日:令和5年10月12日(木)、13日(金)
- 対 象:善防中学校区の児童生徒(小学5年生から中学1年生までの125名)
- 講 師(敬称略)
- 西本智実(舞台演出家、指揮者)
- 平島 勉(音楽教育研究者)
- 大竹うらら(イルミナートフィルインスペクター/Vn)
- イルミナートフィルメンバー(Tp2、Tb3、Hr2、Cl1、Perk1)、声楽1 計13名
目的・ねらい
- 音や旋律をSTEAMの視点で捉え、学びを深める体験型授業の実施
- 子どもたちの身近にある自然や文化の中にある「音」に着目し、音楽を科学的観点から考え、視野をグローバルに広げる探究的な学びを行う
- 100人を超える人数で1つの曲を作り上げるという学びを通し、「挑戦する力」「仲間とともに協働する力」「新しい発見や価値を創造する力」を身に付ける
挑戦
1日目(パート練習)
世界的な指揮者である西本智実さんを講師に、平島勉さん、イルミナートフィル奏者13名の指導で、「アフリカンシンフォニー」を仕上げました。
まずは、楽器ごとに分かれてパート練習。
練習中、指揮者の西本さんから、音から受ける印象や旋律には感情がのっていることを教えてもらい、指導されたとおりに練習しているうちにどんどん音が変化していき、最後はとても引き締まった演奏になりました。
2日目(成果発表)
「音楽」と「科学」の話
- 科学や生理学などの科学的な見方で音をとらえる話
- 音がクラドニ図形を描き、目で見ることができる
- 音楽が人に及ぼす影響
- 言葉から感じる情景
クラドニ図形とは…
金属・プラスチック・ガラス・ボウルなどにピンと張ったラップなどの平面に、たとえば塩や砂などの粒を撒いて、スピーカーなどで振動を与え音程を変えると、振動によって描かれる幾何学的な模様のこと。
※波長が短くなる(音が高くなる)ほど現れる幾何学模様も細かいものになる。
グループに分かれて演奏
児童生徒の意見
- 音楽は気持ちを表すことができる
- たくさんの人といろんな楽器を使って合わせることで、曲を楽しむことができた
全員で演奏
集中したまなざしで指揮者をみつめる子どもたちの演奏は、圧巻でした。
ワークショップ後の感想文には、「感謝の気持ち」「音楽の楽しさ」「夢を目指す」「心が動く」「夢中になる」「自分の感情を表現する」「音をはだで感じる」「指揮を見る」などの言葉がちりばめられていました。