西在田小学校の5年生と6年生に対し、下記の日程でSTEAM教育プログラム「ゲームリメイク」を実施しました。
開催日
- 日時:
- ①② 令和5年7月4日(火)10:30~12:00
- ③ 令和5年7月12日(水)10:30~11:10
- 場所:STEAM Labo.
- 講師:株式会社ジオグリフ 田畑 豊史
開催目的・目標
- 開催目的:「価値の置き換え」を考える
- 目標:工夫をすることでみんなが活躍し、もっと楽しい活動に変わることに気づき、学校生活で活かすこと
- 関連付けたい行事・授業:集会活動、クラス遊び等
概要
- アイデアのヒントを集める(1回目)
- ワーク
- ワークの発表
- 前回のワークのまとめ(2回目)
- 身近な体験の振り返りと学習の目標
- ワークのグループ発表(3回目)
- まとめ「伝える」
担任教師へのアンケート
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今回利用したプログラムは、現在感じていらっしゃる問題の解決にどの程度の効果を期待できますか?
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大いに勧める。
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今回のプログラムの中に、子どもたちの成長の変化を促す、学級経営に活かせそうな仕掛けがありましたか?
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あった。
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それはどんなことですか?
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開催されるタイミングが良かった。
何となくゲーム(遊びや集会活動)をしていた高学年集団が、「何のためにゲームをするのか、そのためにどのようにリメイクすればうまくいきそうか、考えるきっかけとなった。今後の活動に「学んだ内容を生かしたい」と強く思っている児童が増えている。
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今後の学級経営の中で、どのように利用しようと考えていますか?
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今回のプログラムの中で「計測ゲーム」(長いヒモの長さを 定規等を使わずに当てるゲーム)を体験した。5、6年生ではさまざまな発想が生まれて、すごく盛り上がった。この活動をなかよし班活動で楽しめるように、各班ゲームリメイクをして実 践させる予定。実施後、各班でどのようにリメイクしたのか、その結果みんなの反応はどうだったか、共有の場を設けたいと考えている。
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この仕掛けを利用することで、子どもたちにどんな変化があると期待できますか?
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問題解決型に近い力、さまざまな人に寄り添うことができる思いやりの心、考える力(発想力)が身につくことが期待できる。
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今回利用したプログラムを、ほかの先生方にどの程度おすすめできるか教えてください。
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勧める
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今回利用したプログラムは、クラスがどのような状況にあるときにおすすめしたいですか?
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1、2年生も楽しめる遊びが思いつかず悩んでいるとき、「手段が目的化」している状況のとき。また、遊びや集会活動等で、同じ人ばかりが活躍していたり、楽しめていない人がいたりする状況のときにお勧めしたい。
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今回利用したプログラムや、プログラムの中に埋め込まれた仕掛けの中で、今後も活かせそうなものはありましたか。
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大いにあった
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今回利用したプログラムを今後の学級経営に利用したいと考えたとき、どのようなものがあったら活かしやすくなりますか?
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講座前後で株式会社ジオグリフと担任が共同で資料が作成できたり、活動中(スライドやジャムボード)に直接児童支援できるような環境にしてほしい。
講師のコメント
授業の冒頭で、このプログラムを受けたあとの目標地点について先生から話があり、児童全員がそれに向かって進むことができた。
クラスの状況に合わせるため、一部内容を変更してプログラムを開催。今回は、JAMボードを使った取組に挑戦した。
授業のあとに
授業後、「なかよし班」全員で楽しめるようゲームリメイクしました。
(先に止まるボールを予想)
児童振り返り
- ジャムボードを使ったグループワークについて ~「テスト」といえば?~
- 自分の意見をしっかり書けてよかった。周りと違うことを考えられたと思う
- 班でいろんな意見を出し合って協力できた
- テストの見方が、人それぞれ感じ方が違っておもしろかった
- いざ考えてみると、たくさんの意見が出てきておもしろかった
- スライドを使ったグループワークについて ~うまくいかないゲーム(遊び)をリメイク~
- 他学年のことを考えて、ハンデを付けたり、やりやすくしたりした
- みんなで楽しめるように考えられてよかった
- まず、どこがダメなのかなどを話し合い、それを参考にリメイクできた
- 意外と抜けていることが多く、まだいろいろと考えないといけないと思った
- 学年によって身長差や体力差でうまくいかないことがあるけど、それを改善するために自分たちで平等になるようルールを考える大切さがわかった
- 次回の「ゲームリメイク」学習、なかよし班活動に向けて
- 周りの意見を聞く、周りに話す
- みんなの意見を聞き、まとめる(なるべく全員の意見を使うように)
- たくさん考えて、たくさん話し合う
- 現状を知り、どうしたらよくなるか考えていく
- 思いついたことは、(あっているかどうかは置いて)すぐに発表する
- さらによくするために、みんなのアドバイスを聞く
- 大きい声ではっきりとしゃべるようにしたい
- 今回考えた意見などを参考にしながら、なかよし班遊びを考えて、すべての学年が楽しめるような遊びがしたい
- 年齢差をなくすためにいろいろなルールを改善して、より良いなかよし班遊びをしたい
- 「ゲームリメイク」 ~計測ゲームをなかよし班で楽しむために~
- 重さを考えるのにしたり、ヒモでないものにしたり考えた
- 低学年ができるようにアレンジしたり、ルールを増やしたり減らしたりして楽しめるように頑張りたい
- 身長何人分で考える遊びにしたらおもしろいと思った
- 選択問題にして、どれが一番近いかを答えてもらう問題でもおもしろそう
- 学習全体を通した振り返り
- 他学年と交流できてよかった
- 同じ班の仲間とたくさん話し合いながら、考えられてよかった
- いろいろな考え方が分かったし、他学年と協力できてよかった
- 違う意見をまとめるのが難しいことがわかった
- 難しいゲームでもアレンジすると低学年でもできることがわかった。ただ、あまり減らし過ぎると楽しくならないので気を付けようと思った
- むずかしい遊びでもリメイクすると簡単になることがわかった
- アイディアを2つ使って考えることができた
- 今後、「ゲームリメイク」を活かして ~なかよし班活動、クラス遊び、全校集会など~
- 2学期のイベントや集会にも活用して、さらによくしていきたい
- 「計測ゲーム」も、なかよし班で使っていきたい
- いろいろなゲームをアレンジすると遊ぶことが増えるから、これからもどんどんアレンジしていきたい。
- イベントを企画するとき、いろいろアレンジして低学年も簡単にできるように工夫したり、みんなの意見を頼りにしたりして全学年で楽しめるイベントにしたい
- 自分から進んで声をかけるようにして、他学年と関わりを深めていきたい
- 自分中心ではなく、他学年の意見や先生の意見も参考にしていきたい
- 考えるといろいろな遊びが思い浮かぶので、今回のことを活かして協力していい学校にしていく
- ヒントをあげたり、教えてあげたりして、低学年にとって良い行動をしていきたい
- 自分から行動するために工夫したり、しっかり話を聞いたりしたい
- 人の気持ちを考える。そのために相手のことを考えて行動する